ＪＲ東日本では「Suica」、ＪＲ西日本では「ＩＣＯＣＡ」、コンビニなどでは電子マネー「Edy｣の名称で使用されているカードは非接触式ＩＣカードと呼ばれその機能性と製造コストの面で非常に優れており、今後ＩＣカードの主流となることが予想されています。すでに2003年より発行を希望する住民からの申請をうけて自治体が発行している住民基本台帳カードは非接触式ＩＣカードです。今後運転免許証・社会保険証・パスポート等はすべてこの非接触式ＩＣカードとなります。もちろん、複雑なシステムにより暗号化されているものもあり、その安全性については保証されているものだとは思いますが、市販のカードリーダを使用して着衣の上からでも、鞄の中に入れてあってもその情報を読むことができる非接触式ＩＣカードがあることは否定できません。
来るべき情報社会は私達の生活を大きく変えると言われています。そして、それは快適で可能性に満ちたものでなければなりません。その一方で他人のクレジットカードやキャッシュカードの固有情報を不正に読み出してコピーを作成し、使用する犯罪行為＝スキミングによる被害が深刻化することで、その発展が阻害されることを私達は憂慮しました。こうした背景により「安全で快適な情報社会を私達のこども達の世代に継承するため、私達の力を結集し、社会に貢献する」という理念を打ち出し、完成した製品がこの「シェリー」であります。
「シェリー」は非接触式ＩＣカードに書き込まれた個別情報のスキミングを防止するカードです。 非接触式ＩＣカードと重ねて財布や定期入れに収納することで、ＩＣカードリーダの発する磁界を無効にし、スキミングをできなくすることができます。 スキミングから自分の財産を守るための有効な防衛策として、健全で安全な情報社会の発展に大きく貢献します。
2005年４月１日より個人情報保護法が施行されました。企業が得た個人情報が不正に使用されたり、情報主が不利益を被らないようにするための法律です。このような法律が誕生した背景として、個人情報の価値の重さを認識しなければなりません。そして、大切な情報は何よりも、自分がまず守ることが第一であると考えます。スキミングをさせない自己防衛が、スキミングの抑止力になるのだと思います。私達は、だれにとっても、安全で快適な情報社会がくることを応援していきたいと心から思います。決して、その流れに異をとなえるものではありません。積極的にこの情報社会の発展に貢献していきたいと思います。そのような願いからこの製品を開発いたしました。
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