磁気カードのスキミングについて

お客様からのお問い合わせの中で、磁気カードのスキミングに「シェリー」は効果があるかという質問を多数いただいておりますが磁気カードが遠隔からスキミングされることは絶対にありません。「シェリー」は非接触式ICカードの遠隔スキミングに効果のある製品です。磁気カードのスキミングには別の対策が必要です。(以下にその予防策を説明します)

磁気カードは磁気カードリーダーの磁気ヘッドに磁気ストライプを接触させて、スライドさせて読み込みます。(下記サイトを参照)

潟fンソーウェーブ
 
マクセル精器 

社団法人日本自動認識システム協会 

磁気カードに書き込まれた磁気情報は微弱であるため、現状では磁気ヘッドと密着していなければ、読み取ることは不可能です。

磁気カードのスキミングは「スキマー」と呼ばれるカード情報を読み取る装置を用いて情報を複製します。

手口としては、サウナやエステなどの体から貴重品を離すような場所で、ハンディ型スキマーといわれる機器を利用して磁気情報を盗み出します。

また、空巣に入ってカードは盗まず情報だけを取り出したり、クレジットカード取扱店のCAT端末(加盟店信用照会端末)に細工をしてスキマーを仕掛けるなどといった手法があります。商店などで店主や店員自身がスキミングを行なっていた例もあるようです。(写真・文章は荒川警察署ホームページより引用)

磁気カードのスキミング予防策

1.カードは常に身に着けるようにする。席を立つときは必ず携帯し、その場に置き忘れないようにする

2.カードを利用するときは、自分の見えるところで処理をしてもらう。別の場所で処理されることを拒否する

3.やむをえず、カードを身体より離さなければいけない場所(サウナ、エステ等)には持って行かない

4.カードの暗証番号をこまめに変える。(誕生日や電話番号などの番号は使用しないようにする)

5.カードに暗証番号を記入したり、記入したメモ等をいっしょにしない。免許証、保険証などの身分証明となるものといっしょにしない

6.通帳記入を定期的に行う。(1ヵ月に1回を2回に増やし、被害を最小限に食い止める)利用明細をこまめにチェックする

7.カードは必要なとき以外は持ち歩かない。(ただし、空き巣には注意が必要)

8.キャッシュカード・クレジットカードを作成しない
(日本情報安全管理協会ホームページより一部引用)

正しい知識でスキミングを防ぎましょう!

最近、あたかも磁気カードの情報を非接触でスキミングできるかのごとく、虚偽の報道や広告・宣伝によって伝えられていますが、これは根拠のないことです。「磁気カードの非接触スキミングに効果がある」という表示にはご注意ください。